保険治療と自費治療ってどう違うの？後悔しないために知っておきたい歯医者さんの選び方

こんにちは辻本デンタルオフィス院長の辻本です。

歯医者さんで治療を受けるとき、「保険でできますよ」とか「これは自費になります」って言われたこと、ありませんか？

でも実際、**保険と自費の違いってなに？**ってよくわからないという方も多いと思います。今回は、わかりやすくその違いと、最近注目されている自費治療についてお話しします！

保険治療ってどんなもの？

保険治療は、健康保険が使える治療のことです。費用の一部を国が負担してくれるので、自己負担が少なくて済みます（通常は1〜3割負担）。

ただし、使える材料や方法に制限があるので、「最低限の治療」というイメージです。

たとえば…

• 銀歯（いわゆる銀の詰め物や被せ物）、最近は奥歯でも白い冠が適応になりましたが、長期耐久性を考えると疑問点も…

• 神経を取る治療（根管治療）

• プラスチックの詰め物（前歯の虫歯など）

必要な治療は受けられますが、「見た目」や「長持ち」、「精度」という面では、ちょっと物足りないかもしれません。

自費治療ってなにが違うの？

自費治療は、保険がきかない治療です。その代わり、より良い材料や技術を使って、精密で見た目もきれいな治療ができるのが特徴です。

「しっかり長く使いたい」「見た目もキレイにしたい」「高い精度の治療をしてほしい」という方には、自費治療がおすすめです。

よくある自費治療の例

● 精密な根管治療（マイクロスコープを使った神経の治療）

保険の神経治療は時間や方法が限られていて、再発したり、抜歯になってしまうこともあります。

でも、自費の根管治療では当院で常に使用しているマイクロスコープやCTを使って、細かいところまでしっかり処置します。院長が本も執筆しているラバーダム防湿というゴムのシートで唾液の侵入を防ぐなど、感染対策も徹底しています。

→「できるだけ自分の歯を残したい」「再発を防ぎたい」方にぴったりです。

● ダイレクトボンディング（削る量が少ない虫歯治療）

虫歯や歯の欠けをできるだけ削らず、特殊な樹脂（コンポジットレジン）を直接盛りつけて修復する治療です。しかも、見た目も自然でキレイ！

1回で終わることも多いので、忙しい方にも好評です。

→「前歯のすき間や欠けが気になる」「銀歯を白くしたい」方におすすめ。

● セラミック治療（白くてきれいな詰め物・被せ物）

セラミックは、天然の歯に近い白さとツヤがある材料です。金属を使わないので、金属アレルギーの心配もありません。

銀歯が気になる方や、長く安定した被せ物を求める方にはぴったりの治療です。

→「目立たない白い歯にしたい」「見た目も機能も両方大事」という方に。

● オーバーレイ治療（歯をなるべく削らずに部分的に被せる治療）

虫歯や欠けが大きいと、全部かぶせるクラウン治療になることが多いですが、歯をなるべく削らずに必要なところだけ覆う“オーバーレイ”という方法があります。

セラミックを使って、見た目も噛み合わせもしっかり回復できます。

→「健康な歯をできるだけ残したい」「削るのは最小限がいい」方に最適。

まとめ：どちらを選ぶかは、あなたの希望次第！

保険治療は、費用を抑えて最低限の治療を受けられる選択肢です。
一方、自費治療は、見た目の美しさ・精密さ・長期的な安定を求める方に合っています。
保険がきかない材料（例セラミック）だから自費というわけではなく、高精度で、適切な時間をかけ、良い材料をしようするという自費治療もあることを覚えておくと良いかもしれません。

どちらが正解というわけではありませんが、「どんな治療が自分にとってベストか？」をしっかり説明してくれる歯科医院を選ぶのが大事です。

気になることがあれば、遠慮せずに相談してくださいね！