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歯がしみる!虫歯?それとも知覚過敏?⑦ 原因は酸蝕症かも?

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コンポジットレジン・ダイレクトボンディングラバーダム防湿歯がしみる・知覚過敏逆流性食道炎・酸蝕症、知覚過敏

こんにちは辻本デンタルオフィス院長の辻本です

 

さて、今日は歯がしみる!シリーズ第7弾 原因は酸蝕症かも?です

皆さん酸蝕症って聞いたことありますか?

 

酸蝕症とは、酸の作用によって、歯質の表面が徐々に溶けてしまった状態です。

虫歯の時は、虫歯菌が産生した酸によって、歯が溶かされて、一部が虫歯になります。

 

しかし、酸蝕症は虫歯菌は関係ないのです!!!!

では、なぜ歯が溶けてしまうのか??

 

実は、飲み物や食べ物に含まれる酸、胃酸

などで溶けてしまうのです!!

 

つまり、酸蝕症は細菌が関与せず、食品に含まれる酸や胃酸で歯が脱灰(溶ける)する状態なのです

歯の表面のエナメル質が溶けてしまうと、中の象牙質というところが露出してしまいます!

すると…歯がしみるんですね~~~

 

酸蝕症で気をつけないといけない原因は3つ!!

①酸性食品の多量摂取

②習慣性のおう吐による胃酸の影響

③日常的な酸性ガスの吸引

 

①酸性食品の多量摂取から見ていきましょう!

酸性食品の代表は、清涼飲料水やスポーツドリンクです。

これから暑くなりますが熱中症、脱水防止としてポカリスエットやアクエリアスなどを飲むのは注意が必要です。特にこのブログを見ているお母さま方はご注意ください!

実はこれらのスポーツドリンクはかなり多量の砂糖が入っており、飲み物自体も酸性、歯を溶かしやすい飲み物なのです

でも、運動でミネラルや塩分の不足が心配!!という方!

麦茶とちょっと塩をなめれば十分です。しかも、日本人は塩分摂取過多な場合が多いので、

塩もいらないかもしれません

 

そしてももっと気をつけないといけないのがコーラ!!

飲んでたら今すぐやめたほうが良いです。

 

その他、お酢のドリンクやワインなども酸蝕症の原因となりやすいです。

 

②習慣性のおう吐による胃酸の影響を見ていきましょう

 

習慣性のおう吐は、逆流性食道炎や拒食症などに由来しています。

しょっちゅう飲んだくれて吐いている人は注意が必要!

また、妊娠中の悪阻で、吐き続けている場合も注意が必要です!

拒食症などで、人為的におう吐を誘発する行為は、歯だけでなく、全身の健康にも悪影響が大きいため、できるだけ控えるようにしましょう。

胃液はとても強い酸ですの、歯を溶かすことはもちろん、食道や口腔粘膜に損傷を与えることもあります。

 

 

 

③日常的な酸性ガスの吸引

 

これは、日常的な酸性ガスの吸引をする可能性のある職業の方に限定されています。

ガラス細工やメッキを行う向上で勤めている場合、日常的に無機酸のガスを吸うことがあります。

 

これら三つが原因となるのです。特に前の2つは注意しなくてはなりません

 

では、実際に歯がどうなってしまうのか見てみましょう

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上下の嚙み合わせの面を見ると、銀歯の周りや、コンポジットレジン(白い詰め物)の周りが溶けてしまっています。前歯の裏側が特に溶けているのが分かります

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横kら見ると、歯の間に多くの虫歯ができています。銀歯が入っている部分もかなり段差があり、銀歯の周りの歯が溶けてしまっていることが分かります

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さて、次の方を見ていきましょう

正面からみると、前歯がかなり溶けていることが分かります。コンポジットレジン修復(白い詰め物)

もしてありますが、だいぶその周りの歯が溶けています。

 

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横から見たところです。左の写真の左側が奥歯、右の写真は右側が奥歯ですが、奥歯は銀歯がかぶさっており、その部分は溶けていないので、ちゃんと噛んでますが、手前の方の歯が噛んでいないことがわかります。

 

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下(写真左)、上(写真右)の前歯の裏側です。黄色っぽい部分が見えていますが、その部分はすべて

歯の内側の象牙質が露出したところです。

この患者さんは、飲んでよく吐く方でした。

 

このように、酸蝕症では、歯が溶けて、象牙質が露出してしまいます。

すると、歯がしみるようになり(知覚過敏)、きちんと歯ブラシをするのも大変になってしまうのです

 

こうなってしまうと、治療も大変です!

普段の生活や、習慣を改善することが大事です

 

次回は、酸蝕症の治し方の一例をお届けします

 

辻本デンタルオフィス 辻本真規

 

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