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マイクロスコープってなに? 歯科用実体顕微鏡(マイクロスコープ)を使った治療のお話

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根管治療・マイクロエンド・歯内療法福岡・大濠公園・歯医者精密歯科治療・マイクロスコープ

皆さんこんにちは 辻本デンタルオフィス院長の辻本です

今日はマイクロスコープのお話です

 

このブログをご覧になっている方なら何度かマイクロスコープというワードを眼にしていると思いますが

マイクロスコープってなんなの?!

 

 

そんな疑問にお答えしようと思います

 

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さて、この写真の機械がマイクロスコープです!

マイクロスコープとは、歯科手術用実体顕微鏡のことを言います!

(略してマイクロとも)

 

辻本デンタルオフィスでは、ユニット2台に対して2台のマイクロスコープ(つまり100%)を入れております

上の写真がドイツ カールツァイス社製の最新機種 EXTARO 300

そしてもう1機種 下の写真のドイツ カールツァイス社製 Pico moraです

 

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実はマイクロスコープの中にも色々機種がありまして…

まあ、車と同じですね、軽自動車から超高級車まで

100万円台から1000万円付近まであります

その中で言うとこの2台…

 

ベンツ!!!!!!

 

お高いです…

 

しかし、これを選ぶには理由があります

カールツァイス社という会社、ご存知の方も多いかも知れませんが、世界で始めてプリズム式双眼鏡や、

光学式プラネタリウムを作ったドイツのメーカーです。

 

カメラがお好きな方はカメラのレンズで知っているかもしれませんね!

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辻本デンタルオフィスにはカールツァイスでもらったこのような本がありますが、事業は多岐にわたり、レンズで世界を牽引する

すばらしい会社です。

 

私は研修医のときから色々なマイクロスコープに触れる機械があり、10機種以上使ってきました

その中で、本体の使用感、そして一番重要な観察像の明るさ、鮮明さ、

それを考えるとカールツアィスしかないだろ~~~~

 

ってことで、がんばってこの2台を導入したわけです

 

さて、肝心のマイクロスコープ何がすごいの!?

ってことですがなるべく分かりやすいように表にまとめました

 ちなみに表に出てくるルーペというのはこの写真のものです

医療ドラマでも最近良く見かけますよね!!

ちなみに私が使っているのはイタリア製Univet社製の5倍のルーペです!

といってもほとんどの処置をマイクロスコープで行っているので、出番はかなり少ないですw

 

さ、気を取り直して比較です

肉眼 ルーペ マイクロスコープ
倍率 2~10倍 2.5~22倍
術野の明るさ 暗い ライトをつければ少し明るい 明るい
治療の録画 ×

それぞれの項目を見ていきます!

1.まずは大事な拡大!(倍率)

みなさん中学生の時などに、生物の時間に顕微鏡をのぞいたことありますよね?

もっと簡単に言うと小さい頃、虫眼鏡でありとか見ましたよね?

 

そこで分かるのが、

肉眼で見えてても拡大したらこんなふうになってるのか~!!!!

ってことだと思います。

単純にマイクロスコープも同じです

 

 

よく見える!!!!

上の写真は歯の模型ですが、肉眼でみたのとマイクロスコープで見たのはこんな風に違います!

 

2.次に光!

 

人の口元って何気なく見てると思うんですが、奥歯の方までは暗くて見えませんよね?

もちろんライトを当てればある程度見えるのですが、

歯の根っこの中とか無理ーーー!!!

昨日のブログで奥歯の根の治療・歯内療法(エンド)を紹介しましたが、肉眼では全然見えません

 

ここで、疑問が湧くと思います…

 

えっ、じゃあ一般的な歯医者さんはどう治療しているの!?

「手指感覚です!」

もちろん全てがそうではないし、マイクロスコープ使っていても手指感覚は重要ですが、それだけでは出来ません

 

3.治療の録画

歯科治療って正直言って何されてるか分からないと思うんですよ…

 

で、治療終わって手鏡でほら治ったでしょって言われても…

 

みえねぇよ!

って思ってらっしゃる患者さん多いと思います。

 

辻本デンタルオフィスでは、治療や歯石を取るときにマイクロスコープで動画を撮りますし、歯の汚れ具合も動画をとって説明するので、

きっと普通よりか分かりやすいと思います…きっと…

 

40インチのモニターにドン!!っと映して説明しますから迫力はありますよ!

 

と、この三つがマイクロスコープの大きな特徴です!

 

最後に…残念な事にホームページにマイクロスコープ完備と書いていても使っていない医院が結構あるようです・・・

 

マイクロスコープを使った治療をしている医院お探しの方は、一度電話で問い合わせてみるのも良いかもしれませんね

特に、歯科衛生士までマイクロスコープを使っている医院は僕が知る中でも少数ですので!

 

と、色々書きましたが、明日からお盆休みをいただきます

お盆明けからまたがんばって診療いたしますので、よろしくお願いします!

 

辻本デンタルオフィス 辻本真規

執筆者情報

院長/歯科医師・博士(歯学)

Masaki Tsujimoto

【略歴】

2008年
日本大学松戸歯学部卒業 日本大学松戸歯学部附属病院 研修医
2009年
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科
齲蝕学分野入学
2009年~2013年
開業医勤務
2013年
日本顕微鏡歯科学会 認定医取得
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科修了
博士(歯学)取得
2013年~2018年
長崎大学大学院
医歯薬学総合研究科齲蝕学分野助教
2016年~
日本顕微鏡歯科学会代議員
2017年
日本顕微鏡歯科学会認定指導医取得
デンツプライシロナ エンド公認インストラクター
2018年
辻󠄀本デンタルオフィス開業

【受賞歴】

2015年
日本歯内療法学会関東甲信越静支部 第9回ウィンターセミナー鈴木賢策賞受賞
第12回日本顕微鏡歯科学会学術大会 大会長賞受賞

開業歯科クリニックでの勤務や大学での研究を経て、
長崎大学の齲蝕学分野助教となり、根管治療の難症例などの治療にあたる。

2018年に「辻󠄀本デンタルオフィス」を開業。
マイクロスコープを用いた精密な根管治療を得意とし、難症例にも多く対応している。

歯科医師向けの様々なセミナーの講師を務めるほか、歯科関連の雑誌や書籍の執筆等精力的に取り組んでいる。

Tel.092-791-2223
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