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こんにちは。
辻本デンタルオフィス院長の辻本です。
歯科医院で「神経を抜かないといけません」と言われたとき、
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神経を抜いた歯はどれくらい持つの?
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神経を取ると歯は弱くなる?
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将来抜歯になる可能性はある?
と不安に思われる方は多いと思います。
神経を抜いた歯とは、虫歯や炎症によって歯の神経(歯髄)を取り除く「根管治療」を行った歯のことです。
神経を抜いた歯でも、適切な治療と管理を行えば長く使うことは可能です。しかし、いくつか注意すべきポイントもあります。
この記事では
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神経を抜いた歯の寿命
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歯が弱くなる理由
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歯を長持ちさせるためのポイント
について歯科医師の立場からわかりやすく解説します。
神経を抜いた歯とは?
歯の神経を取る治療は 根管治療(こんかんちりょう) と呼ばれます。
虫歯が深く進行した場合や、歯の神経に強い炎症が起こった場合に行われる治療です。
歯の内部にある感染した神経を取り除き、根の中をきれいに消毒した後、薬剤で密封することで歯を残すことができます。
つまり、根管治療は歯を抜かずに残すための治療とも言えます。
神経を抜いた歯の寿命
神経を抜いた歯の寿命は
平均10〜20年程度
と言われることがあります。
ただしこれはあくまで平均であり、次の要因によって大きく変わります。
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根管治療の精度
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歯に残っている歯質の量
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噛み合わせ
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メンテナンス
適切に治療と管理が行われている歯では、それ以上長く機能することもあります。
神経を抜いた歯が弱くなる理由
歯質が減っている
神経を抜く歯は、もともと大きな虫歯がある場合が多く、歯の構造が弱くなっていることがあります。
そのため歯の強度が低下しているケースがあります。
歯の破折リスクが高くなる
根管治療の後の詰め物や被せ物の設計が悪かったり、歯ぎしり、食いしばりなどがもともとあったり、歯並びが悪く、噛み合わせの力が集中しやすい歯では特にリスクが高くなります。
感染のリスク
まだ神経が一部生きている状態では歯の内部の神経を取り除きます(抜髄)が、根管の形は非常に複雑です。そこに神経のカスが残っていて、ラバーダム防湿をしていなかったり、不衛生な器具で治療したり、仮の蓋がしっかりしていないと中に感染がおこります。最近は残った神経や、隙間の所に住み着き、治療が失敗し、根の先に病気が出来る原因になります(根尖性歯周炎)。
神経を抜いた歯を長持ちさせる方法
精密な根管治療を受ける
根管治療の精度は歯の寿命に大きく影響します。
マイクロスコープやCTを使用した精密根管治療では、肉眼では見えない部分まで確認しながら治療を行うことができます。注意点はこれらを使っているからOKなのではなく、その先生の治療技術がしっかりあるかです。
適切な被せ物で歯を補強する
神経を抜いた歯は奥歯ではかみ合わせの面をしっかり覆う事が大切です。前歯では詰め物だけで問題ない場合もあります。適切な修復を行うことで、歯の破折リスクを減らすことができます。
根管治療だけでなく、その後の詰め物(修復物)や被せ物(補綴装置)の精度が非常に重要になります。ここが良くないと、また虫歯になったり、隙間から根の中に細菌が入って根尖性歯周炎を引き起こします。根の治療を専門医でやってもらったとしても、その後の精度が高くないのは危険です
定期的なメンテナンス
歯科医院での定期的なメンテナンスにより
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虫歯の再発
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歯周病
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噛み合わせの問題
を早期に発見することができます。
歯科医院を選ぶポイント
神経を抜いた歯を長持ちさせるためには、歯科医院選びも重要です。
チェックポイントとしては
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マイクロスコープを使用している
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CTなどの診断設備がある
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ラバーダム防湿を行っている
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治療内容を丁寧に説明してくれる
などが挙げられます。
まとめ
✔ 神経を抜いた歯の寿命は平均10〜20年程度
✔ 治療の精度や管理によって寿命は大きく変わる
✔ 精密治療とメンテナンスが歯を長持ちさせるポイント
神経を抜いた歯でも、適切な治療と管理を行えば長く使うことは可能です。
よくある質問(FAQ)
神経を抜いた歯は必ず割れますか?
必ず割れるわけではありません。ただし歯の構造が弱くなることがあるため、適切な修復、補綴治療が重要になります。
神経を抜いた歯でも虫歯になりますか?
はい。神経がなくても歯は虫歯になる可能性があります。
神経を抜いた歯が痛くなることはありますか?
歯の内部には神経がありませんが、根の先に炎症が起こると痛みが出ることがあります。
根管治療について詳しく知りたい方へ
神経の治療については、こちらの記事でも解説しています。
歯の神経を抜くと言われたら?
→歯の神経を抜くと言われたら? 抜くべきか判断する4つのポイントを歯科医師が解説|歯科医師・歯学博士が解説 | 福岡市中央区の歯医者・歯科なら大濠公園駅近くの辻本デンタルオフィスへ
根管治療で膿が出る原因
→【全国の歯科医師に根管治療を教えるセミナー講師が解説】根管治療で膿が出る原因と正しい治療フロー|放置するとどうなる? | 福岡市中央区の歯医者・歯科なら大濠公園駅近くの辻本デンタルオフィスへ
精密根管治療とは
→マイクロスコープを使用した根管治療の実際を見てみよう 歯科医師・歯学博士が解説 | 福岡市中央区の歯医者・歯科なら大濠公園駅近くの辻本デンタルオフィスへ
精密根管治療をご検討の方へ
当院ではマイクロスコープやCTを使用した精密根管治療を行っています。
抜歯が必要かどうかを慎重に判断し、可能な限り歯を残すための治療を行っています。
福岡市中央区で精密根管治療なら大濠公園にある辻本デンタルオフィスへ
監修
辻本デンタルオフィス
辻本 真規
歯科医師・博士(歯学)
所属学会
日本顕微鏡歯科学会
日本歯科保存学会
日本歯内療法学会
日本臨床歯周病学会
日本顕微鏡歯科学会
認定医・認定指導医・評議員・理事
日本大学松戸歯学部
保存修復学講座 非常勤講師
著書
単著
ラバーダム防湿パーフェクトテクニック
ミラーテクニックAtoZ
マイクロスコープパーフェクトテクニック
ラバーダム防湿パーフェクトテクニック2ndエディション
オーバーレイ修復超入門
共著
多数
執筆者情報

院長/歯科医師・博士(歯学)
【略歴】
- 2008年
- 日本大学松戸歯学部卒業 日本大学松戸歯学部附属病院 研修医
- 2009年
- 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科
齲蝕学分野入学 - 2009年~2013年
- 開業医勤務
- 2013年
- 日本顕微鏡歯科学会 認定医取得
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科修了
博士(歯学)取得 - 2013年~2018年
- 長崎大学大学院
医歯薬学総合研究科齲蝕学分野助教 - 2016年~
- 日本顕微鏡歯科学会代議員
- 2017年
- 日本顕微鏡歯科学会認定指導医取得
デンツプライシロナ エンド公認インストラクター - 2018年
- 辻󠄀本デンタルオフィス開業
【受賞歴】
- 2015年
- 日本歯内療法学会関東甲信越静支部 第9回ウィンターセミナー鈴木賢策賞受賞
第12回日本顕微鏡歯科学会学術大会 大会長賞受賞 - 2023年
- 日本顕微鏡歯科学会学術大会優秀ポスター賞受賞
開業歯科クリニックでの勤務や大学での研究を経て、
長崎大学の齲蝕学分野助教となり、根管治療の難症例などの治療にあたる。
2018年に「辻󠄀本デンタルオフィス」を開業。
マイクロスコープを用いた精密な根管治療を得意とし、難症例にも多く対応している。
歯科医師向けの様々なセミナーの講師を務めるほか、歯科関連の雑誌や書籍の執筆等精力的に取り組んでいる。
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