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こんにちは辻本デンタルオフィス院長の辻本です
だいぶ寒くなってきましたね、私は家のコタツを出しました!
コタツって出れなくなっちゃうんですけど好きなんですよね~
さて、前回から始まった「痛みが取れない!終わらない!根の治療の疑問に答えます」シリーズ
本日はなぜ神経を取ることになるのか、からお話しましょう
さて、前回のブログで根の治療の中でも神経を取ることを抜髄(ばつずい)と言うことを書きました
むし歯が大きくなって、神経を取らないといけなくなってしまう場合があります。
むし歯で歯が痛くなると
「冷たいものがしみる(一瞬)」
↓
「冷たいものがしみる(長く続く)」
「温かいものでしみる」
↓
「冷たいもので痛い(ズキズキ)」→ここら辺になると神経を取らないといけないことが多い
↓
「温かいもので痛い(ズキズキ)」
↓
「痛みがなくなった」
というストーリーを描くことが多いです
これは、むし歯が深くなり、神経に近くなり、神経に炎症が起こり、痛みが出てしまうためです。
しかし、これをずっと放置して置くと痛みが消えます
なぜか
それは神経が死んでしまうからです
そのまま更に放置するとまた痛みが出ますが、それはまた別の機会に…
とまあ、ズキズキ痛い状態になると神経を取らないといけな状態になります
神経はその状態から復活することは難しいので、ダメになったところをしっかり取っていかないといけないのです
もちろん、そうなる前に治療をするのがベストですが…
さて、神経を取るときに重要なポイントがあります
それは、このブログでも何回も登場しているラバーダム防湿をしているか!?という事です
どんな処置か分からない方はこちらの動画をどうぞ!
オーストラリアの論文で一般開業医で、神経を取ったが、痛みが取れない100名の患者さんを調べ、原因を色々調べると、
ラバーダム防湿をしていない事が最も多くの患者さんの因子として見つかりました
根の治療を行なう際にラバーダム防湿は必須なのですが、ほとんどの医院ではやっていないのが現状です
うちに来院される患者さんにゴムのマスクしたことありますか?と聞くとほとんど全ての方がした事がないと回答します
しかし、この処置は非常に重要なのです!
なぜ重要かは次回のブログで!!!!
辻本デンタルオフィス 辻本真規
執筆者情報
院長/歯科医師・博士(歯学)
【略歴】
- 2008年
- 日本大学松戸歯学部卒業 日本大学松戸歯学部附属病院 研修医
- 2009年
- 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科
齲蝕学分野入学 - 2009年~2013年
- 開業医勤務
- 2013年
- 日本顕微鏡歯科学会 認定医取得
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科修了
博士(歯学)取得 - 2013年~2018年
- 長崎大学大学院
医歯薬学総合研究科齲蝕学分野助教 - 2016年~
- 日本顕微鏡歯科学会代議員
- 2017年
- 日本顕微鏡歯科学会認定指導医取得
デンツプライシロナ エンド公認インストラクター - 2018年
- 辻󠄀本デンタルオフィス開業
【受賞歴】
- 2015年
- 日本歯内療法学会関東甲信越静支部 第9回ウィンターセミナー鈴木賢策賞受賞
第12回日本顕微鏡歯科学会学術大会 大会長賞受賞
開業歯科クリニックでの勤務や大学での研究を経て、
長崎大学の齲蝕学分野助教となり、根管治療の難症例などの治療にあたる。
2018年に「辻󠄀本デンタルオフィス」を開業。
マイクロスコープを用いた精密な根管治療を得意とし、難症例にも多く対応している。
歯科医師向けの様々なセミナーの講師を務めるほか、歯科関連の雑誌や書籍の執筆等精力的に取り組んでいる。
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