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ラバーダム防湿って、知っていますか?

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ラバーダム防湿根管治療・マイクロエンド・歯内療法福岡・大濠公園・歯医者精密歯科治療・マイクロスコープ

皆さんこんにちは、辻本デンタルオフィス院長の辻本です

 

さて、今日はラバー防湿についてです!

 

当ブログでは何回も登場していますが改めて!

 

 

皆さんはラバーダム防湿という処置をご存知でしょうか?

歯にゴムのマスクをかけて、歯だけを露出させる方法で、なんと100年以上前に開発された治療法です。

と、言われてもイメージがつきませんよね?

 

 

模型にラバーダム防湿をかけている動画をご覧ください。

このような方法で歯を露出します。

 

「他の歯医者ではされたことがない!」

「なぜこんな方法をする必要があるの?」というお声が聞こえそうですね。

 

まず、「他の歯医者ではされたことが無い!」というお声に対して

1996年の論文ですが、日本歯科大学新潟歯学部付属病院保存科に通う患者さんに対してラバーダム防湿をして治療をしたことがあるかを調査したところ、大学で経験した人がほとんどで、他の医療機関で経験した人はなんと2.5%しかいなかったのです!

この治療は、歯内療法(歯の根っこの治療)で必須なのですが、2003年の論文で日本歯内療法学会(歯の根っこの治療を専門とする学会です)の先生方でさえ、必ず使用するのは25.4%しかいなかったというのが現状です。

一方でアメリカの歯内療法専門医への調査では、92%の人が必ず使用しています

残念ながら日本は、100年以上前から行われている治療が適切に行われていないのが

現状です。

しかし、これは日本だけではなく、例えば台湾の調査では、15%、ラバーダム防湿についてまとめた各国のデータを見ても常に使用している率は50%以下なのが現状です。

 

 

次に「なぜこんな方法をする必要があるの?」

という疑問についてお答えします。

先ほど歯内療法(歯の根っこの治療)で必須といいました。この治療には大きく分けて二つの治療があります。①歯の神経を取る、②歯の神経を取ったところが感染し、痛みが出たりしたところを再治療する、となります。これらを成功させるには、歯の中を感染させない、感染したところをきれいにして再感染させないというのが最重要課題なのです!!

そこで、このラバーダム防湿の出番です!口の中には唾液がありますね、その中には細菌がいっぱいです!

それが、歯の中に入ると…

感染しますね!!

 

でも、安心してください!ラバーダム防湿をしていれば大丈夫!唾液は入りません!

 

 

ちょっとイメージしにくいと思うので、医療ドラマで考えて見ましょう。

医療ドラマは結構人気が高いので、皆さんも見たことがあるのではないでしょうか?

その中で、手術をする前に、医師が手洗いをして、清潔なガウンと手袋を着けて、手術室に入ってくるシーンがよくありますよね

もし、皆さんが患者さんだったら、手洗い等せず、不潔な格好で手術されたいですか?

私なら嫌です

ラバーダム防湿は、簡単に言うと、この医師が手洗いをして、清潔なガウンと手袋を着けてと同じなのです!

感染をさせないためにするわけなので、理解したらラバーダム防湿して欲しいと思いませんか?

 

さて、もう一つ、歯の詰め物や、冠を着けるときにもラバーダム防湿をします!それはなぜか???

 

みなさん、一度はどこか怪我をして絆創膏を貼ったことありますよね?

そのときに、周りが濡れた状態で絆創膏貼りますか?

貼りませんよね?

なぜかと問われれば、それは、濡れているとはがれやすいから!と皆さん答えると思います。

これは、歯の詰め物などでも同じです!!!

唾液が着いちゃったらダメ!!詰め物するときは歯が乾燥していないとだめ!でも、お口の中は湿度が高い!!!

でも、ラバーダム防湿をしていれば安心!

唾液は着かないし、しっかり乾燥した状態で詰め物が出来るので、ちゃんと詰め物がくっつきます!

 

歯内療法、歯の詰め物等、短期間では、ラバーダム防湿してもしなくても差は出ないかもしれません。

しかし、歯は長く使うものです。

原理原則を守った治療をしなければ、悪くなりやすい状態になります。

そのためにラバーダム防湿という処置が非常に重要なのです!

 

 

辻本デンタルオフィスでは、歯内療法だけでなく、修復治療(歯の詰め物や部分的な冠)でも、全ての治療でラバーダム防湿を行います。

治療は小さなことの積み重ねが大事です。基本的なものほど重視し、治療を行っております。

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